2連のマッシュキャップを用いた搬出

 マッシュキャップを用いるとマッシュプーリーの設置台数を減らすことができ、機材の設置が簡単

なだけでなく、機材購入費もかなり低減されます。今回、マッシュキャップを2連にして、搬出効率

をさらに上げました。2連のマッシュプーリー、駆動装置、曲進用マッシュプーリー1台(曲進角90°)、搬出距離約50m。搬出した1回当りの木材は、2mもの4本計で約300kgです。

 

 曲進用マッシュプーリーの改良をさらに行ったので、非常に滑らかに搬器が曲進します。メイン

ロープが脱線する心配もありません。搬器は2点で吊る中型搬器を用いているので安定性が良く、

超小型搬器に較べメインロープへの負荷も低くなっています。

 

 作業を実施した千葉県山武市の気温・湿度は共に高く、作業環境は過酷でしたが、搬出効率の良さ

と安定性の高さのお陰で、気分の良い作業となりました。

 

  今回の曲進用マッシュプーリーの完成により、「基本機材配置」に示された「フルスペック」仕様

と「マッシュキャップ」仕様が統合利用できるようになりました。